1947/France/critique
サドを宗教的な立場から論じた珍しい著。熱心なキリスト教徒であるクロソフスキーは、サドの文学における情念を信じられないほどに緻密な分析で論説し、サドの"無神論"の仮面の下に隠された宗教的な精神を暴こうとする。その試みが果して成功しているものかどうか、読んで判断してみよう。私は、難しくて(訳が悪すぎて?)よく解らんかった。
(ザッピー浅野)